いき詰まった時は「逆が正しい」と思い、生きるのが苦しいと感じたら、「自分に正直」に生きてみる
あなたは完璧主義者ですね?
完璧主義者とは、理想やプライドが高く、自分にも相手にも厳しく完璧を求める考えの癖がある持ち主です。
そしてそれを息苦しく感じていても、他人には見せる事が出来ず、自分の理想だけで凝り固まった思考になり、周りから扱いにくい人として敬遠される事もあります。
特徴としては、
・責任感が強く、妥協が出来ない
・理想が高いといわれる
・失敗することが怖い
・自意識過剰で、他人の評価が気になる
・自己肯定感が低い
・自己愛が強い
・優先順位がつけられない
・いつかやりたいと思いながら実行に移していない
・人に頼ることが出来ない
・失敗や挫折を引きずりやすい
・物の配置が気になって落ち着かない
・他人に厳しくなりがち
などが挙げられますが、決してこれらは性格ではなく、考え方の癖の特徴と言えます。
上司から仕事を頼まれた時に、あなたならどう考えて仕事に取り掛かりますか?
「上司に認められたいから、ミスなく仕上げよう」や「1番にならなきゃ自分はダメだ」などと無意識に思って完璧に
しようとしてはいませんか?
完璧にしようとすると自分の思った通りにいかない事が一度でもあると、それだけで続ける気をなくしてしまう傾向があります。
全て自分の予定通りに進むわけではありません。
しかし、完璧主義者は「理想とは少し別のやり方になったが、納得できない」「予定を変えると、理想通りにならないから無駄になる」「他の人のやり方では、きっと失敗するだろう」「失敗するくらいなら自分でやるしかない」と思考が悪循環に陥ってしまいます。
責任感が強く、向上心にあふれている完璧主義者ですが、いつも頑張り過ぎてしまうと自分自身を追い詰め、ストレスやプレッシャーから身体や心に疲れが現れ、強迫性障害などのメンタルヘルスの問題を抱えるようになってしまいます。
(※強迫性障害とは不合理なこだわりとわかっているのに、繰り返し行わなければ気が済まない症状の事)
完璧主義は少し緩めてあげる事で、物事がスムーズに運べる
まずは、どのような時に完璧を求めているのか自分の癖を知り、その癖を「逆が正しい」思考に置き換える事をしてみましょう。
・責任感が強く、妥協が出来ない → 100点でなくてもいいやと思うようにする、無理をしないように心掛ける
・理想が高いといわれる → もうワンランク下がってもいいやと思うようにする
・失敗することが怖い → 失敗してもいいやと思う、失敗を受け入れる覚悟を持てるようにする
・自意識過剰で、他人の評価が気になる → 他人は他人、自分は自分と思うようにする
・自己愛が強い → 自分の弱い部分も受け入れてみる
・優先順位がつけられない → 好きな物・事から始めてみる
・いつかやりたいと思いながら実行に移していない → ゆとりが出来たら始めてみようくらいに思う
・人に頼ることが出来ない → 人に弱さを少し見せてみる
・失敗や挫折を引きずりやすい → 自分のダメだった所を許してあげる
・物の配置が気になって落ち着かない → まあいいやと思ってみる、別の事を考えてみる
・他人に厳しくなりがち → 相手も完璧ではないという事を受け入れてみる
完璧な思考から、少し緩めた思考にする事で自分の気持ちに逃げ道が生まれ、息抜きをする事が出来ます。
緊張していては、リラックスが出来ないのと同じで、完璧過ぎては、呼吸をする事さえ忘れてしまいます。
完璧になり過ぎたかな、と気付いた時に一息ついて、ゆっくり深呼吸をして「自分に正直」に生きてみましょう。
当店のカウンセリングでは悩みや問題を解決していくサポートの他に、心の癒しを身体の内側から感じていただける空間をご用意しております。
お気軽にご相談ください。